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随分遠くまで

記録をつけたくなった時に

2/14

飲みに誘われるようなコミュニティに所属していないし(まあ単に自分が人付き合いが下手で大体の場合そこまで関係が深まらないことも大きいのだが…)最近は高校時代とか昔の友人と会うのもなんだか気が引けてしまっているので,本当に酒を飲む機会がない.試験期間が終わって少し経つが,試験期間中にスーパーに行ったついでになんとなく買ったビールを今更飲んでいる.酒を飲んだのはいつぶりだろうか.多分四ヶ月ぶりくらい.久々なせいか,家で一人で飲んでるせいか,はたまたこの時間帯のせいか,酷くノスタルジックな気分になっている.ヒール瓶を手の中で転がして,遠くを眺める.成人はもはや数年前だが,自分の中で酒は未だに大人になったという象徴のまま変わっていないのかもしれない.酒を飲むと,ああ俺はいつの間にか大人になったのか,随分遠くまで来たなあという気分になる.そして,今の自分はあの頃,といってもいつの時点のあの頃なのかは判然としないが,あの頃の自分がなりたかった自分なのか,自分はこんな自分になりたかったのか,なんて方向に自然と考えが向いてしまう.あとはいつもの過去を振り返る作業.自分の起源,本当は何になりたかったのか,そんなものは存在しないのに.わかっていても探してしまう.ああ,俺は本当は.誰も遠くに行きたくて行く人はいない.ただ自分の身近なものを手に入れたくて,それなのにわざわざ遠回りしてしまうのだ.なんでこうなっちゃったんだろう.